孫 秋丹
北京大学医学部 国際合作処 処長
はじめに、近年益々多くの日本人学生の皆さまが北京大学医学部へ入学されていることを、大学職員を代表し心より歓迎するとともに、またこの場を借りまして、ここに至るまで多大なる努力をしていただきましたISI にも心より感謝申し上げます。
北京大学医学部は1912 年に設立され、中国政府が独自で創設した最初の西洋医学校でもあります。また中国で最も早く外国人留学生を受け入れた学校のひとつでもあり、100 年という歴史の積み重ねと発展とともに、中国で最もすばらしい医学校となりました。北京大学医学部は、医療資源が非常に豊富であり、10の附属病院、14の教学病院があります。これら10の附属病院では11,140もの病床数を持ち、北京には最高の医療設備が整っていることからも、遥か遠い地域からも多くの患者が治療のため北京へときています。
我々、附属病院の年間外来患者数は2012年においては1,255万3,933人であり、日々の外来患者数は数万人にもなります。医学は実践性の高い学科です。これだけの患者数に対応していくためにも、医学生の実習・研修すべてがこ
れらに大きく関わっています。
ISI と私どもはすでに10 年以上パートナーを組んでおり、また多くの優秀な学生を北京大学へと送っていただいております。双方のこれまでの努力の結果、優秀な卒業生たちが日本の医師国家試験に合格し、素晴らしい医療人材として世界の医療業界で活躍していることを大変光栄に思います。
皆さんがこれから中国語と理数科目の基礎固めをしっかりして、北京大学医学部で学び、将来優秀な医療人材となり、北京大学から世界へと向かわれることを強く信じております。最後になりましたが、皆さんの学業の成功を心よりお祈り申し上げます。