ビクトリア・ハイ・スクール（Victoria High School）は、 ビクトリア市の中心のダウンタウンから車で約15分くらいのところにあり、住民たちからはヴィックハイと呼ばれ親しまれています。

1876年に前身の学校が開校されてから約１４０年以上経ち、「カナダ西部で最も古い公立高校」と言われています。

現在は、Grade9-12年生までを受け入れている全校生徒850名の中規模高校です。

1914年に現在の形でスタートしましたが、ビクトリア学区の高校の中でも優雅なビクトリア朝の校舎や施設、そして緑豊かな広いキャンパスは、周辺住民のランドマーク的な存在であり、そして今も古い歴史と威厳を保っています。

また、1979年と1998年には、校舎の構造強化を含む大規模改修工事を行い、さらに２０１１年には、技術センターとして、Fairey Technical Building を竣工し、ビクトリア市の中でも先進の実用技術センターを持つ高校になりました。

高校の周辺には多くの公園やスポーツ場、ショッピングセンターや小規模デパート、レストランや、カフェなどがありますが、大きな道路が縦横に走っており、中心地ダウンタウンへとつながっています。

交通量が比較的多い場所ですが、学校の敷地内に入ると落ち着いた雰囲気があり、学ぶための環境は十分に整っています。

彼らの教育方針として、最高水準の教育レベルの達成と可能な限りの自己啓発を生徒に奨励し、生徒たちが「人々は多様である」ということを理解し、生徒間にある差異に順応できるよう、積極的に優れた教育を提供し、彼らのニーズに柔軟にアプローチしていくことを掲げています。

地域コミュニティと連携しながら、多種多様なプログラムを学業面、スポーツ面、そして芸術面で優秀な人材育成に取り組んでいます。

フランス語での授業をはじめとした、幅広い履修科目とレベルの高い教育を提供し、ファインアート・芸術の分野やスポーツにも力を入れています。

100以上に渡るコースを提供し、特にフランス語で授業を受けることができるフレンチ・イマ―ジョンプログラムや、近隣カレッジと連携し、高校に在籍しながら、カレッジの単位も取得できる二重単位取得プログラムも提供しています。

成績優秀な生徒は、さらに高い目標を達成できるよう集中クラスで学べるオーナープログラムも受講できます。

キャリアに関連するスキルを身につけるためのキャリアパスウェイプログラム、実際に高校に在籍しながら技術を習得することもできる職業訓練プログラムなども提供し、将来にわたり生徒たちがその分野で成功できるよう幅広い分野に力を入れ取り組んでいます。

またスポーツ系ではアスレチックプログラム（体育の授業とは切り離されています）やバラエティに富んだスポーツチームクラブ活動、校内運動競技（バスケットボール、ドッジボール、インドアサッカー、リングホッケー、ヨーロピアンハンドボール、フラッグフットボール、フリスビーなど）を通して、生徒の健康と健全な人材育成に力を入れています。

また芸術・音楽系でも、ファインアート、ダンス、ドラマ、ビジュアルアート、合唱、バンド、ボーカル、オーケストラなど生徒たちが幅広く選択できるように提供されています。