ショッピングモールが近く生活に便利な立地
ロバート・セシル・パルマー・セカンダリー・スクール (R.C. Palmer Secondary School)は、1959年にリッチモンド市の中央エリアにあるアルバンズ通り沿いにGrade7~9年生までを受け入れる中等学校として創立されました。
1976年の火事により大規模な被害を被り、その後2回のリノベーションを経て、2000年5月にGrade8~12年生までの中高等学校として生まれ変わりました。
学校名にもなっているRobert Cecil Palmerは、リッチモンドの著名な市民であり、そして22年間司法権を持つ地方行政長官として地域に貢献しました。
その功績をたたえ、彼の名前を学校名の冠として名づけられました。
学校の周辺には同じ公立高校のヒュー・マックロバーツ・セカンダリー・スクールや、小学校などの初等教育学校や、公園とともに、通り沿いに立ち並ぶ住宅街が広がっています。
また徒歩10分程度で大きな「ガーデン・シティ・ショッピングセンター」があり、カフェやレストラン、スーパーマーケットなどが入り、週末を問わず近隣住民たちで賑わっています。
都市の繁華街の賑やかさや規模ではないので、留学生にとっては適度な息抜きもできる環境と言えるでしょう。
リニア制のアットホームな小規模校
ロバート・セシル・パルマー・セカンダリー・スクール は、全校生徒約750名が同じキャンパスで学ぶ小規模公立高校です。
リニア制(通年制)を採用しており、1年が3学期に分かれており、1年で最小6コース、最大8コースを取得するようになっています。
小規模ならではの教員と生徒の距離が近く、全体的にアットホームな校風だと言われています。
学校のモットーがギリシャ語で「KUDOS」を掲げており、意味は「勇気のために」と「名誉のために」という両方の意味に取ることもできる言葉であり、これは学校の校章の一部にもデザイン化されています。
また学校の果たすべき使命とするミッションとして、「すべての学習者に個々のポテンシャル(潜在能力)を高めること、そして教養ある市民になるために必要とされる知識とスキルと態度を学べる機会を提供すること」を掲げています。
そしてパーマープライド(P.R.I.D.E:前向きな態度、敬意、誠実、多様性、優秀さの頭文字)の下、「ともに夢見、努力し、そして達成する」こととしています。
学業・芸術・スポーツなどの様々なプログラム
学校は生徒たちに学業、芸術、スポーツ活動、地域貢献などで力を発揮できるよう様々なプログラムを提供しています。
アカデミックにおいては、インセンティブ・プログラム(特定科目集中コースのエンリッチドコース、1年で2学年分(もしくは2年で3年分)の特定科目のカリキュラムを学ぶアクセレレーテッドコース)を提供。
また、オーナーズ・マス・プログラムや、アドバンスト・プログラム(早期履修単位プログラム)を始め、家計学、ファッションデザイン、コンピューター、テクノロジーなどのコースでも提供しています。
また刺激的でスリリングなビジュアル/パフォーミングアーツ・プログラムは、生徒にも人気のプログラムです。
リッチモンド学区主催のキャリア・デベロプメント・プログラムの中のACE-IT Plumbing(配管)プログラムは、専門的なスキルも学ぶことができます。
学業だけでなく、スポーツや課外カリキュラムにも力を入れており、スポーツではRSSAA (Richmond Secondary School Athletic Association)へ加入しているバレー、バスケット、サッカー、テニス、陸上、ゴルフ、卓球、フリスビーなどがあります。
特にバドミントンは、チームとして競技会に出場し、成果をあげています。
また学内クラブ・同好会も充実しており、スポーツ系や文科系を含めても25以上のクラブが存在し、その中には大会へ出場し、賞なども受賞している専門的な課外クラブもあります。
科学クラブなどはBC州の中での大会に定期的に参加しており、2015年にはリッチモンド・パプシカル・コンテスト(アイススティック棒で橋を作る)で準優勝に輝き成果をあげています。
その他にも日本語クラブ、図書、アルバム製作、PCゲームなども活動しており、生徒同士交流しています。